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ゴルフの本

 

ユーモアとウィットに富んだストーリー展開。

ゴルフを愛する大人たちに贈る痛快な絵本です。

 

絵本の大きさ 幅:17.5 高さ:21.1

 

※文字の書体や改行位置、レイアウト、色合い等は実物と異なる場合がございます。

※実物の文字印刷はすべて黒色になります。

※& < > " 等の半角記号や ハートマーク は入力できません。

 

さくら流

ゴルフ・プレー

 

あなたに贈るお話の本

これは、比類なきゴルファー

藤澤 さくらのために

特別に書かれた本です。

2005年8月5日

 

 

ゴルフは18世紀の初めにスコットランドで

生まれた競技であることは、よく知られています。

ささやかに始まったこの競技は、その後

世界中に広まり、今や人気スポーツとなっています。

ボビー・ジョーンズのような

伝説的なスタープレーヤーも生まれました。

そして日本でも、国内のツアーにあきたらず、

海外のメジャー大会を目指すプロが増えています。

ゴルフは世界中で、さまざまな形で

プレーされているのです。
さくらちゃん流ゴルフもそのうちのひとつです。

 

さくらちゃんは、

仲間たちとお気に入りのカンツリークラブによくでかけます。

ここで安全なのは、フェアウェイの真ん中だけ。

そのほかの場所では、虫も木も鳥もモグラでさえ みんな死の危険に

さらされてしまうのです!

 

 

他人のうわさとは裏腹に、

さくらちゃんはケチるということがありません。

子供の教育費、家のローンなど

あまりたいしたことのないところに

少し細かいところがあるかもしれませんが......

ゴルフのこととなると話は違います。

 

 

さくらちゃんは以前、

「ゴルフは勝つためにする競技だ」と教わりました。

それ以来、いつも賭けてプレーすることにしています。

スウィングはチャーシューメンのリズムで打つことや

ゴルフボールはけっして水には浮かないことなども、

さくらちゃんは何年もかけて、体得したのです。

 

 

さくらちゃんの生活の中で

ゴルフがいちばん大事というわけではありません。

彼女は何を優先させるべきか、物事のバランスをどうとるかを心得ています。

かつてさくらちゃんが嵐の中で全コースを回ったという事実はありません。

彼女が17ホール回ったところで、ゴルフ場がクローズになってしまっただけなのです。

 

 

ゴルファーは誰でも、パーフェクト・ラウンドを
夢見ています。
ティーグラウンドから
フェアウェイの真ん中に飛ばし、
グリーンをねらって正確に打ち、
パットはカップの中心へ......
こんなシンプルで謙虚なものです。
自分の年齢だけ打つことを、
究極の目標にしている人もいます。
さくらちゃんが24を打つのはたやすいことです。
問題は、最初の数ホールでその目的が
達成できてしまうことなのです。

 

ゴルフの名手といわれる人は、いかなる場合にも、
各種のショットで対応できます。
例えば、フェード、ドロー、パンチ・ショット、
ランニング・アプローチ、というように。
さくらちゃんも多彩なショット......例えば
チョロ、テンプラ、ドスライス、ドフックなどを
繰り出します。
彼女の持つ最高のショットは、
仲間命名の
"まぼろしの一撃"です。

 

以前、ゴルフにハンディキャップ・システムが
導入されました。
これはゴルフの腕前に差がある人同士でも
一緒に競えるように考えられたものです。
プレー最後の20ラウンドのうち
成績のよい10ラウンドをとり、
その人のハンディを計算するのです。
さくらちゃんにとって、
このシステムは大きな欠点があります。
彼女は数える価値のある10ラウンドを
回ったことがないのです!?

 

さくらちゃんがゴルフをする理由のひとつは、
運動のためです。
ほかの運動はどれもさくらちゃんには不向きでした。
泳ごうとすれば体が浮かず、
テニスをやればネットにボールの行く手を阻まれ、
さっさと切り上げたのは、よかったのですが、
彼女はホトホト疲れてしまいました。
さくらちゃんのようにほどよく鍛えられた肉体の持ち主には、
ゴルフはぴったりの運動だったのです。

 

ゴルフのラウンドを回りおえると、
いつもさくらちゃんは
仲間と
『19番ホール』に現れます。
そこでその日のショットについて話し合ったり、
次の日程を決めたりするのです。
おなじみのシーンではありますが、
さくらちゃんは仲間と
一杯ひっかけます。
それから、いかに今日はついていなかったか、
あそこにバンカーがなかったら、
あのショットさえうまく打っていればと
いつものことをあれこれ話し合い
賭けの借金を、作り笑顔で払います。

 

ゴルフの腕はたいしたことがないのですが、
さくらちゃんはときに素晴らしいショットを
繰り出します。
以前、ディープ・バンカーから打ったショットが
奇蹟的にチップインしたことは、
いまだにみんなの語り草になっています。
手の5番を使ったって、
あんなショットは打てないですよね!?

 

さくらちゃんは友だちも、
ゴルフも大好きだからこそ、プレーするのです。
みんなで出かけて、自然の中で
緊張から解放されるチャンスでもあります。
さくらちゃんは
こんなことを言ったことがありました。
「ゴルフボールを打つたびに、
ストレスが解消されてゆくのよ」
事実、ゴルフをするたびに、
本当にたくさんのストレスが解消されるのです。

 

さくらちゃんはいつか
自分のゴルフの本を書くことを夢見ています。

 

 

『3歩前進2歩後退
    -さくらちゃんのゴルフ人生辛抱だ』

『ゴルフにおける能書きとスコアの相関関係
    -さくらちゃん著』

『さくらちゃんの19番ホールの楽しみ方』

 

さくらちゃんは何年間も
自分のゴルフに挫折感を味わってきたにも関わらず、
いまだにゴルフを続けている、
その根性は見上げたものです。
彼女は我を忘れて
1日中、原野や森林を走り回るのです。
だからこそ
賭けに負けたときの支払いが
きれいなことはさておき、
さくらちゃんはかけがえのないゴルフ仲間なのです。

 

ゴルフは、藤澤さくらにとって
まさにチャレンジなのです。
仲間がさくらちゃんに
どうしてゴルフをするのか問いかけます。
その答は明白です。
ティーショットがうなりをあげて、飛んでいく瞬間。
アイアンショットがピンにからんでいく瞬間。
ロングパットがラインどうりに
カップに吸い込まれていく瞬間......
さくらちゃんにとってそんなありふれた出来事はともかく、
ロングホールでセカンドショットが
直接カップインするような
奇跡の主人公になる為にゴルフを続けているのです。

 

藤澤さくら 様

自分流ゴルフを楽しんでください。
スコアが悪いからといって、
その日を棒にふるようなことがないように。
ゴルフをボウリングと同じように考えたら
いいと思います。
スコアが高いほどいいんだってくらいに......

 

2005年8月5日
なおとより

 

さくら、いつもありがとう。これからもよろしく。

 

なおとより
2005年8月5日

 

 

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