オリジナル絵本を目的で選ぶ
  • 出産
  • 誕生日
  • 結婚
  • 子供向け
  • 大人向け

誕生日に贈る 名前入り絵本|オリジナル絵本ギフト専門店 ありがとう



2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

恐竜の国での冒険

 

ユニコーン(一角獣)と一緒に恐竜の国へ。
冒険を通じて、さまざまな恐竜たちについて学びます。

 

絵本の大きさ 幅:17.5 高さ:21.1

 

※文字の書体や改行位置、レイアウト、色合い等は実物と異なる場合がございます。
※実物の文字印刷はすべて黒色になります。
※& < > " 等の半角記号や ハートマーク は入力できません。

 

 

はやとくん
きょうりゅうのくにをいく
あなたにおくる おはなしのほん

 

 

石川 隼人さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。

はやとくん これからも元気に大きくそだってね

2005年11月21日
はやとくんのことが大好きなママとパパより

 

 

はやとくんは 5さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりと
めをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか! ユニコーンのはずがない!」
はやとくんは いま みたものが
しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、はやとくん。
きょうは きみのねがいごとを きくために
ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「......えーっと......そうだ!
きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど......」
はやとくんは こたえました。

 

 

「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
はやとくんをのせた ユニコーンは、
おおぞらに とびたちました。

 

はやとくんとユニコーンが
ついたのは、うつくしいみずうみの ほとりです。
とてもおおきなアパトサウルスが、
「やあ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」
はやとくんが なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビッグってどう?」

 

 

「ねえ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
はやとくんは、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
はやとくんが いいました。

 

そこへ、ステゴザウルスが あらわれました。
「みて! せなかのギザギザ!」
はやとくんは さけびました。
「あれは ほねのいたで できてるんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。

 

 

はやとくんと ユニコ-ンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうが
たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ビシャビシャと おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのは
だれだろう?」
はやとくんは
つきとめたくなりました。

 

 

そんなに とおくないところで、
ティエラノサウルスに であいました。
この きょうりゅうは はが おおきくて、
がんじょうなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
はやとくんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
みんなに
しんじてもらえるかなぁ......」
はやとくんは おもいました。

 

 

きがつくと ユニコーンが ないてました。
「どうしたの?」
はやとくんが ききました。
「きょうりゅうたちには
なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
はやとくんが いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。

 

 

とつぜん、ねことおなじくらいの おおきさの
コンプソグネイサスが
はやとくんたちの よこを
かけぬけながら さけびました。
「ぼくに ついてきて! いいもの みせてあげる」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と、はやとくんは いいながら
エーリエルと いっしょに すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました

 

 

やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつしたいわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには テルーダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
はやとくんは おもいました。

 

「わたしだよ」というこえが、そらから きこえて
テルーダクティルスが すがたを あらわしました。
はやとくんは
そらをとべるトカゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」と、
はやとくんは おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。

 

 

エーリエルが はやとくんに
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」と、
いいました。
はやとくん、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
はやとくんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。

 

 

ちじょうに おりたつと、
ペントセレープスが あいさつに やってきました。
はやとくんが すばやく かぞえると、
ペントセレープスのあたまには つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
はやとくんは きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです」
ペンティーは いいました。

 

 

きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
「はやとくん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
はやとくんが
いえに かえるじかんに なったことを
しっていたのです。
だから みんなは はやとくんに
じぶんたちの くにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。

 

 

パーティーが おわると
ティエラノサウルスのノイジーが いいました。
「はやとくん ざんねんだけど
もうこうべしに かえるじかんだよ」
はやとくんは、まだかえりたくありません。
でも みんなが
しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。

 

 

はやとくんを いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」
はやとくんの へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
みんなと
いっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしを するね。
さよなら エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」

 

 

はやとくんが
ユニコーンにあったら おねがいしたいこと

 

 

 

2-8p  8-15p  15-20p  21-28p  29-35p